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燕京号

燕京号は神戸港から中国・天津へ出ている船です。
専門学校からの中国語学研修が催行され、参加したのですが、当初予定されていたのは一等(2段ベッド2台~3台)若しくは2等(2段ベッド8台)で参加者12名、自分達だけのスペースを確保できるはずだった。
ところが、いざ乗船してみると21人部屋(雑魚寝)であった。
1人のスペースは横60㎝縦180㎝ってとこか?体操のマットのようなものが敷いてあるのが1人分だという。
幸いワタクシは荷物が少なかったのでなんとかなったが、でっかいスーツケースを持ってきていた数人のメンバーはもうえらいこっちゃです。しかも、中には身長180㎝を越すやつもいるし…。
部屋は他人が一緒だから部屋を空ける際には交代で荷物番をする。


船には売店、食堂、自動販売機、シャワー、トイレ、大浴場などがあった。
食堂はいつも満員、お盆を持って並ぶ姿はまるでプリズナー(T^T)
しかも、物価は日本並み。(1元と記載されたアイスクリームが100円、なんでじゃ)
2泊3日の間に仲間達は次々と船酔いでくたばってゆく。
引率の教師が自分達だけ特一等客室に入っていることが判明して確執も深まってゆく。

景色だけは綺麗だったなぁ…、瀬戸内海を渡り明石海峡大橋、瀬戸大橋をくぐり抜け、関門海峡を抜けて朝鮮半島の西、黄海に浮かぶ小島を見ながらのルートなので景色だけはリゾート気分だんな。
関門海峡を抜けるのがちょうど夜中くらいなので、橋のライトアップがなかなか情緒がある。そしてそこを抜けるといよいよ日本から離れるのがわかるのだ。
もう、夜はせまっくるしい部屋を抜け出して甲板で根っころがっている方がよっぽど気持ちが良い。
幸い天気には恵まれていたので星がきれいだ。

船は黄河支流の河口と渤海の交わる天津新港へと向かう。
やっと、到着だよ、早く外へ出してくれ。何?上層クラスが先?早く出せ!出口前に集まってもう1時間も閉じ込められてるんや!部屋に戻ろうにももはや前にも後にも動けない。救命(jiu4ming4)!救命!

8月の猛暑の中、越前海月のうようよする海に浮かぶ船からやっとのことで出されて思った。
やっぱり中国では力強くなければ生きていけん!

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