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スペイン紀行 セビージャの夜

スペイン紀行

セビージャの夜

日が傾きかけて少しはしのぎやすくなってきたので、シェルペス通り(Calle Sierpes)まで出かける。
この辺りはショッピング・エリアである。アンティーク・ショップから銀製のラクダが連なった可愛い
腕時計が手招きしているが、日程半ばで11,750Pts(約1万円)の出費はイタいのであきらめる。
突然に声をかけられ、何だ?と振り向くと日本人青年だった。彼は24時のバスでマドリッドへ行くのだが
それまでの時間を潰してもらえないか?と言った。バルやカフェをはしごした。もちろん奢りで。
彼は日本へ帰ったら航空大学を出てパイロットになるのだと言う。しかしパイロットになったらフライト
で家を空けることが多いだろうから、奥さんになった人が浮気するのでは…と心配している。
まだ、居もしない奥さんの心配してどないすんねん。しかも、私の知り合いのスチュワーデス夫婦は
フライト中に浮気してるよ、とは言えなかったが、まぁ頑張って良いパイロットになって我々旅行者を
安全に運んでくれたまえ。

くだらない話をしていたら、バルの外でフラメンコ・ギターと手拍子の音が聞こえてきた。
どうやら、流し(?)のフラメンコのようだ。それを見ていた別の日本人学生さんが言うには、
「やっぱりちゃんとしたタブラオと比べると違う、タブラオの踊りの方が断然上手い。ギターはけっこう
イケてるかな」だそうだ。キミはフラメンコがわかるのか?
タブラオの本番はたいてい23時くらいからだし、値段も高いの行くつもりがなかったので、たとえ
ストリート・フラメンコでも見れたのは私にはラッキーだった。

気が付くと11時をまわっており、パイロット青年を見送り、フラメンコ青年もタブラオへ行くというので
私も宿へ戻ることにした。
サンタクルスの小路は暗く「もしかしてこれは怖い?」と50メートルくらいの距離を思わずダッシュした。
セビージャの夜は更けていく。

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