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スペイン紀行 マドリッド、ソフィア

スペイン紀行

マドリッド、ソフィア王妃芸術センター


ソフィア王妃芸術センターには20世紀以降のモダン、抽象、アバンギャルド等々ちょっと訳のわからない
展示が多いのだが、その中でも一つ異彩を放ち人を惹き付ける作品がある。
ピカソの『ゲルニカ』である。
ゲルニカはスペインのバスク地方の人口6000人ほどの小都市であったが、市民戦争のあった翌年1937年、
ドイツによる爆撃を受け、市民の約1割が死亡し、1/4が負傷するという悲劇に見舞われた。
スペイン出身の画家、ピカソはこの出来事を嘆き、ゲルニカの悲劇をテーマにした絵をパリ万博に出品
した。
ゲルニカはそれだけで一つの部屋に収められており、回りにはその習作が並べられている。
それまでは、ピカソの絵というものは正直、良くわからなかったのであるが、この作品を見た瞬間、
理解だの理屈だのというものはどこかへ消し去り、涙が出てきた。絵を見て泣くなんて初めてである。
今まで「いいな」と思った絵は単に視覚的なものが多かったのだが、視覚から感情に直結したのは本当に
初めてで、自分でも自分の感情に驚いた。
この絵は以前はプラドに収蔵されており、プラド時代に相方は見たと言っていた。
当時は単なる友人でしかなかったヤツとつきあうきっかけになったのもこの『ゲルニカ』といっても過言
ではないかもしれない。私はソフィアでゲルニカの横長であるポスターを購入したのだが、帰国後、
ヤツの部屋に遊びに行った時にプラドで買ったという同じポスターが貼られていて、何か同じ感性を持つ
人間なのか!?と思ったのだった。(性格はまるで違うけどね)
ヤツも元々パッカーだったし、それ以降は(現在までも)二人で良き旅行の相方として各地を旅行をする
ようになった。
話がおかしな方向へ行ってしまった。
ここのミュージアムはなかなか充実していた。特に書籍類はたくさん置かれている。
自他ともに認めるケチの私だが、ゲルニカ・ショックも手伝い、ここで先ほど書いたゲルニカのポスター
と製作の関するパンフレットを購入。
ポスターは現在、プラド版、ソフィア版ともに部屋に貼られている。






2001年にソフィアに立ち寄った時は、何かの祝日だったのかわからないけどフリーで入場できた。
ラッキーである。(ピカソ展をやっていた)
美術館・博物館は時間や祝・祭日などによってお得な料金で入場できることがあるらしい。
時間に余裕のある時はそういうのを狙っていくといいよ。


Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía
地下鉄ATOCHA(L.1)、スペイン国鉄ATOCHA駅から
月曜~土曜:10:00~21:00、日曜:10:00~14:30、閉館日:火曜日
(変更されることもあるので、確認してから行ってください)




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