byOSO001

OLD HOHENSCHWANGAU  おまけ(置き引き被害)

前の記事で少し触れた『置き引き』騒ぎ。
思い出したついでに詳細など…。
笑い話としてお付き合いください。
(これから海外へ行かれる方は参考に(なるのか?))


この日はドイツからウィーンへ来て、次のスイスへ列車で向かうという日でした。
国境越えなので列車でパスポートのチェックもあるし、3人一緒に行動することを前提にした
ユーレイル・セーバー・パスも、お金も手持ちのかばんに入れておりました。


ウィーン西駅はオーストリアの西へ向かう列車の他、他国へ行く国際列車も発着している駅です。
それで我々も西駅にいたのですが、列車に乗り込む前に食べ物と飲み物を買うために駅構内の店へ友人2人が行ってる間に
私は店の前で荷物番をしていました。


その時変な黒ずくめの格好をした東洋人(らしき)男が近づいてきてコートが汚れているから拭いてあげようと言ってきました。
「典型的なケチャップ泥棒だ!」
と思いNO!と断り男にあっち行け!と言ったのですが、この男しつこい!

なんとか男を振り払いコーヒーだかチョコレートだかで汚れたコートを脱ごうとかばんをはずしたほんの一瞬
(ほんとに一瞬!!!)の間にかばんが消えていました。
(たぶん仲間がいたのであろう)


かばんを探しに駅構内や駅の周りを見ましたがあるはずもなく…
一瞬にして一文無しになってしまいました。


スーツケースの鍵も無くなってしまったので、駅構内の荷物預かりのおっちゃんの力を借りて鍵を力ずくで壊し開けました。
中身は友人2人のスーツケースに分けて入れてもらい、壊したスーツケースはおっちゃんが捨てといてやる、
と言うのでそこに置いていきました。


もちろん国境越えもできないのでウィーンでパスポート、航空券、クレジット・カード、T/Cなどの再発行の手続きです。


まず、駅近くの警察で盗難届けを作ってもらわねばなりません。
しかし、英語が通じない。
カタコト英語の応酬でなんとか作ってもらいました。
(つづりが間違っていた所もあったが、この際気にしないことにした)


唯一残っていたのはスーツケースに入れていたパスポートのコピー。
しかし、これのおかげでパスポートの再発行がスムーズにできました。
(再発行手数料は友人に借りました)


続いてクレジットカードとT/C。
JCBの事務所で手続きと仮カードを発行してもらい、元のカードを止めてもらいました。
T/Cは東京銀行。
幸いにもウィーンに支店があり、向かうとなんか恐れ入ってしまうような応接室に通されて手続きしてくれました。
しかもえらく親切・丁寧に。


そして、航空券。
利用していたのは大韓航空。
これもウィーン市内にあり助かりました。
(当時安いヨーロッパ行きの航空券で北周りは大韓航空だけでした)
こちらはさすがに英語が通じるのでわりとスムーズ。
格安航空券は通常、再発行できないのですが、なぜか何も言われずできました。
(日系だったら断られていたかも…)


後は日本へコレクト・コールで電話して銀行にストップの連絡してもらい、ついでに送金してもらうだけです。
これが結構大変でした。
携帯が海外でも使える今では考えられないかもしれないですが、当時はコレクト・コールを郵便局などで申し込み、
待たなければならなかったのです。
かなり待ちましたよ(憶えてないけど3時間~5時間くらい)


パスポート送金でパリの東京銀行で受け取ることにしました。
憶えておくと便利かもしれないですよ、パスポート送金。
送金してもらう側にパスポート番号を伝えておいて、受け取る時にそのパスポート番号を言って受け取るのです。
(送金手数料、高いですけど背に腹は替えられませんから)


こんな感じで手続きをしました。
今にして思えば、あの黒ずくめの東洋人、某国の工作員だったのでは???と思うことがあります。
日本人のパスポートを狙っていたのでしょう。
オーストリアはスイスと同じ中立国だし、そのような外国人も入国しやすいからね…。


皆様も置き引き等にはくれぐれもご注意を!
手口をしっていてもやられるのですから(相手はプロだから)
これ以降は必要以上に用心深くなって一度も被害には合っていませんが。
(怪しいヤツの気配を感じられるように進化したです)




パリで送金を受け取るまで友人2人にはホントお世話になりました。
持つべきものは優しい友人です。
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